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本屋と卸売業 E社の実力測定戦術

書店および業務用文房具販売 E社 資本金3,000千円、従業員7名、年商2億円の場合

◆関与前の状況
会社は、小学校と中学校から100m離れた所に立地する書店である。俗に言う昔からの町の本屋である。従来、店舗では本
や文房具を、卸売では学校に近いことと教科書取扱業者であることを武器に教員の書籍・文具需要、学校教材需要、役所文具
需要などを取り込んで成長していった。しかし、会社に転機が訪れた。隣接する中学校が市町村合併で移転することとなり、
売上は激減、30%/年のペースで減っていった。ちょうど5、6年前に当時番頭として勤務していた現社長が先代から事業承継
を受けたばかりであり、経営の方向性を探るべく弊社に相談があった。

◆ご相談の経緯
商工会連合会の専門家派遣制度を利用して、依頼があった。

◆改革の状況、効果
まず、主に定量面(数値面)を重点的に分析した。書店と卸売、またはどの顧客が減少の要因かを把握することとした。
結果、想定外のデータが出てきた。卸売部門においては、移転した中学校の売上が下がっていることが明らかなはずなのに、
むしろ増えているのだ。書店部門においては、客層と販売実績データから学校の門前書店という立地特性が感じられない特殊
性があることが分かったのである。買っている顧客は、圧倒的に女性の、しかも年齢層が高い層が中心で、70%以上占めるこ
とが判明した。
データで自社の実力と減少要因が分かったことで、この社長は対策を自ら練って対応した。これにより、2期連続で売上が
大幅回復している。今ではすっかりデータマニアとなったようで、自らが採取したデータの分析手法のみをアドバイスするに至っている。