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建設業 C社  『予防再生?!』

◆概要

C社は、創業30年以上続く建設業である。建築工程の最終仕上げ段階の特定領域に特化し、一般住宅から大型施設までを手掛けている。業容の拡大に合わせ、自社加工工場を持つまでに至った。一大工として創業したが、経営者の人柄により次から次へと従業員が増え、いつの間にか会社組織となったような成長過程を辿っている。こういったこともあり経営者には、現場を仕切る能力・人心掌握能力は有するものの、会社全体を切り盛りしていく能力がやや不足していた。そうは言っても、規模が小さい内は何とかなっていたようであるが、一人で舵取りを行うには規模が大きくなりすぎて、それが数値面にも影響を及ぼしてしまっていた。

◆ご相談の経緯

メインの金融機関からのご紹介である。同じ支店の担当者とは『中小企業再生支援協議会』を通じて顔見知りとなった。このため、再生過程に移行する前に何とかしたいというのが、本音であろう。さらに正直、建設業に詳しい他の人材がすぐには見つからなかったということも一因となっている。

◆効果  ~ 意識変革と役割分担、そして金融支援の獲得 ~

前述の概要の通り、組織の規模と事業内容がすでにズレていた。ただ、後継人材が二人もいることで、世代交代を意識した分業体制が可能であり、やらなければならないことを促した。その上で、経営者、後継者、経理取締役を入れたミーティングを通じて、営業戦略、事業戦略を立案し、5カ年の事業計画書を作成した。そして、金融機関を集めて債権者説明会を開催し、金融支援の同意を得た。


◆現在

正直、最初はコンサルタントという、うさんくさい人物というで抵抗感があったようであるが、経営者の思いを他に伝える媒体として考えてくれたようであり、良好な関係が続いている。そして予防再生という表現は、日本語には無いかもしれないが、これが成功した事例となったのかもしれない。金融機関へ提示した事業計画も初年度は上ブレしそうな勢いであることから、今後が楽しみである。